更新日:2025年2月18日
誰も住まない実家を相続したら売却した方が良い?相続税はどれぐらい?
両親が亡くなり実家を相続することになる方も少なくないと思いますが、使用しない実家等の不動産を相続した場合は早めに売却することをおすすめします。
実家を相続して放置していると、無駄な費用がかかりますのでご注意ください。
特に、その実家に誰も住まない場合で、空き家にする予定の方は要注意です!
なぜなら、実家を相続して維持するためには、年間平均50万円ほどの維持費が必要になるからです・・・
しかも特定空家に指定されると、固定資産税が6倍に跳ね上がってしまいます。
土地の固定資産税評価額が1,500万円、建物の固定資産税評価額が500万円の空き家のケースで考えてみましょう。
- 土地の固定資産税:1,500万円×1/6×1.4%=3.5万円
- 土地の都市計画税:1,500万円×1/3×最高0.3%=1.5万円
- 建物の固定資産税:500万円×1.4%=7万円
- 建物の都市計画税:500万円×最高0.3%=1.5万円
- 管理に必要な電気代:年間約1~1.2万円
- 管理に必要な水道代:年間約1.5~1.8万円
- 火災保険料:年間約10~12万円
- 地震保険料:年間約5万円
合計:約34万円
遠方にお住まいなら
- 交通費
- 宿泊費
他にも修繕費や管理会社への委託料など
トータルすると年間50万円程度必要になります。
このように、実家を相続して空き家状態で放置することで無駄な費用が増えてしまいます。
しかも、実家を空き家状態で放置すると「国の法律(2015年に「空き家等対策の推進に関する特別措置法」が施行)」で、「特定空家」に指定されると固定資産税が6倍にも跳ね上がってしまうのです。
さらに、「空家対策特別措置法」によって、放置している実家が「特定空家」に指定されると、「行政代執行(行政が代わりに取り壊し、かかった費用を空き家の所有者に請求することができます。)」が行われます。
つまり、相続した実家を空家にして放置していると無駄な出費が増えるばかりか、最悪の場合、行政により家の取り壊しが行われ、解体工事にかかった費用(一般的な戸建で150~200万円)が全額請求されてしまうのです。
それに、誰も住まない家に毎年50万円もの資金を投じれますか?
10年も経てば500万円にもなります。。。
この問題だらけの相続した実家の問題を解決するための方法をご紹介したいと思いますので、誰も住まない実家を相続して空き家状態で放置していると言う方はぜひ参考にしてみて下さい。
誰も住まない実家を相続したら売却しよう!
実家を相続することでどれだけの維持費が必要か分かっていただけたと思います。
売却時期が遅くなればなるほど無駄な出費が嵩張りますので、売却するなら少しでも早い方が良いでしょう。
なぜなら、不動産はすぐに売れないからです。
早くても売りに出してから3ヶ月程度はかかってしまいますし、売れにくい場合は数年かかってしまいます。
とはいえ、たくさん思い出の詰まった実家をかんたんに手放せないし、絶対に安売りはしたくないと思います。
特に一般の方は、不動産の価値なんて分からないし、悪徳な不動産会社に騙されてしまう可能性もあります。
ですから、まずは相続した実家の今現在の価値をご自身で調べるようにしましょう。
実家の価値を調べる方法はとてもかんたんで、スマホさえあれば1分程度で調べることができます。
ほとんどの人は、ご自身で実家の価値を調べずに不動産会社に売却依頼してしまい、後から安値で売却してしまったと頭を抱えてしまいます・・・
しかし、今現在の実家の資産価値さえ調べておけば、不動産会社に騙されることもなく、大損することもありません。
また、相続人がたくさん居る場合も、事前に資産価値を調べておけば親族間で揉めることもないですし、現金化して分ける場合もトラブルになりにくいです。
そのため、誰も住まない実家を相続した場合、する予定がある場合は、不動産会社に相談する前にご自身で実家の価値を調べておいた方が良いでしょう。
今現在の実家の価値をかんたんに調べる方法とは?
実家の今現在の資産価値は、無料シミュレーターを利用することでかんたんに無料で調べることができます。
普段お仕事で忙しい方でも、実家の近くに住んでいない方でも、スマホさえあれば実家の価値を知ることができます。
例えば、東京都内にお住まいの方で、実家が地方にあると言う場合でも、わざわざ田舎へ帰らずに東京都内の自宅のリビングからスマホでササッと1分、かんたんに実家の価値を知ることができます。
こんなに便利なサービスを利用しない手はないですね。
しかも完全無料で利用できるから安心!
たった1分程度の入力で実家の価値をすぐに調べることができますので、暇なときにお気軽にお試しください。
実家の資産価値は分かりましたか?
最近は全国的に不動産価値が高騰しているので、思いのほか嬉しい結果が出たのではないでしょうか?
無料シミュレーターを利用することで、わざわざ田舎へ帰って近所の不動産会社巡りをしなくても済みますね。
ちなみに、資産価値が予想以上に高額だった場合は、実際にそのまま売却依頼することもできます。
実家を売りたい、実家がいくらで売れるか知りたいと言う方はお気軽にお試しください。
近年の全国的な不動産価格高騰の影響で、あなたの実家の価値が大幅に上がっている可能性があります。
もちろん家だけじゃなく、不動産全般に同じことが言えます。
放置している空き家や土地があるなら、一度試しに無料シミュレーターで価値を調べてみてはいかがでしょうか?
家は、通常は購入してから徐々に価値が下がるのですが、購入時の価格よりも高く売却できるケースも多々あります。
売るなら不動産価値が高騰している今がチャンスです。
今すぐ売らない場合であっても、とりあえず今現在の価値がどれぐらいなのか調べてみてはいかがでしょうか?
「家が古いから安い」という考えは大間違いです。
暇なときにでも、無料だし所有している不動産の資産価値をチェックしておいて損はないでしょう。
きっと嬉しい結果が出ると思いますよ。
実家を相続するときにかかる費用や税金について
- 相続税:相続財産によって変わる
- 登録免許税:固定資産税評価額の0.4%
- 司法書士の費用:5~15万円
- 税理士の費用:相続財産の約1%
- 戸籍謄本などの必要書類取得費用:約1万円
実家を相続する際は上記の費用が必要になりますが、相続税には基礎控除があります。
例えば、法定相続人が1人の場合は3,600万円まで、法定相続人が3人の場合は4,800万円まで相続税がかからないということです。
実家の価値さえ分かれば、相続税が必要か不要か分かりますし、実家を売却した方が良いのか判断しやすくなります。
実家に相続する価値が無いと分かれば、スムーズに相続放棄の手続きもできます。
相続税がかかるか無税かも分かる!
遺産額が「基礎控除額」以下の場合は、相続税はかかりません。
例えば、上記で説明した通り、相続人が3人の場合の基礎控除額は「4,800万円」です。
相続不動産の価格(資産価値)と現金や預金、株式、保険などのすべての遺産の総額が4,800万円(3,000万円+600万円×3人=4,800万円)以下の場合は相続税は0円になります。
相続不動産の資産価値さえ分かれば、相続税が必要かどうかもかんたんに分かりますね。