更新日:2023年6月5日
BMI25以上の肥満の人は薄毛になりやすい
BMI25以上の人は「肥満度1」と言われ、肥満度は1~4まであります。
最近ある医師が、肥満と薄毛には密接な関係があると発表し、「肥満の方向け薄毛治療プログラム」を開始したクリニックもあります。
また、マウスを使った研究で脂肪の多い食べ物を食べて肥満になったマウスで、薄毛や脱毛の症状が進むメカニズムを突き止めたと東京医科歯科大学などのグループが発表しています。
つまり、BMI25以上の肥満の方は、現状薄毛ではないにしても今後抜け毛が増えたり薄毛になってしまう可能性が非常に高いと言うことです。
そのため、BMI25以上の方で薄毛が気になる方は以下で紹介する方法をぜひ参考にしてみてください。
ちなみに自分のBMIの数値はご存知でしょうか?
もし、BMIの数値を把握していないなら、1分もあれば計算できるのでやってみてください。
BMIの計算方法
BMIとは、肥満度を知るために使う数値で、身長と体重の関係から算出することができます。
このBMIとは「Body Mass Index(ボディ・マス・インデックス)」の略で、疫学調査に基づいて、最も病気になりにくい数値を算出するための国際的な計算方法にもなっています。
BMIの数値を意識することは、肥満だけでなく健康面においても良いことなので、体脂肪率だけではなくBMIの数値もしっかりチェックすることをおすすめします。
自分のBMIを計算してみよう!
BMIは、次の計算式にあてはめるだけです。
体重50kg、身長160cmの方の場合。
【例】50÷(1.6×1.6)=19.53
ちなみにですが、このBMI数値が高ければ高いほど肥満レベルが高く、生活習慣病にもかかりやすくなります。
BMIの数値は「22」が標準値
日本肥満学会では、男女ともに「22」という数値が、統計的に最も病気になりにくい数値と言われています。
- 18.5未満 =痩せ
- 18.5~25=普通
- 25~30 =肥満度1
- 30~35 =肥満度2
- 35~40 =肥満度3
- 40~ =肥満度4
BMI22という最も病気になりにくいと言われる数値を用いて、標準体重を計算することができます。
標準体重とは、肥満でもなく痩せ過ぎてもいない、最も健康的に生活ができると統計的に認定されている理想的な体重のことを言います。
身長が160cmの方の場合は
1.6×1.6×22=56.32kg
となります。
BMI25以上の方は標準値22を目指そう!
実際に計算してみてBMIが25以上だった方は、まずはBMIを標準値の22を目指しましょう。
BMIを落とす方法は「ダイエット」しかありませんが、なにもハードな運動や筋トレ、厳しい食事制限をする必要はありません。
お腹まわりの脂肪を減らしてくれる「機能性表示食品」を毎日飲むだけでかんたんに体脂肪を減らしてBMIの数値を落とすことができます。
機能性表示食品は、本当に効果があるか分からない怪しいダイエットサプリとは違い、脂肪燃焼効果が科学的根拠に基づいて証明されています。
ちなみにですが、世の中に溢れているダイエットサプリ(ドリンク含む)はまったく効果が無いので騙されないようにご注意ください。
BMI25以上の方で抜け毛や薄毛が気になる方の対処法
最近抜け毛や薄毛が気になる・・・
最近は男性だけではなく女性の方でも薄毛に悩まれる方が非常に多くなってきました。
薄毛の原因はさまざまで、昔からよく言われるのが「遺伝」になります。
しかし、薄毛の原因が遺伝と言っても、あくまでも薄毛になりやすい体質が遺伝するだけで、実際に薄毛を引き起こしている原因は「生活習慣の乱れ」になります。
最近は特に食生活の欧米化による肥満、過度のストレス、睡眠不足などが抜け毛や薄毛を引き起こす原因になっていると言われています。
そのため、抜け毛や薄毛が気になるなら、まずは生活習慣の改善を意識することと、しっかりと育毛ケアするようにしましょう。
抜け毛や薄毛をそのまま放置すると、男性の場合は「AGA(男性型脱毛症)」、女性の場合は「FAGA(女性男性型脱毛症)」を発症してしまう可能性が高くなります。
これらの脱毛症はただの薄毛ではなく、病気の一種であり「進行性の脱毛症」になりますので、一度発症してしまうとツルツルになるまで抜け毛は止まりません。
ですから、AGAやFAGAが発症する前に、生活習慣の改善や育毛ケアをしっかりと行う必要があります。
なぜ髪が抜けるの?抜け毛や薄毛の原因はなに?
人間の髪の毛は、古い髪の毛が抜け落ち、また新しい髪の毛が生えてくるという周期を繰り返しており、これをヘアサイクル(毛周期)といいます。
ヘアサイクルは「成長期⇒退行期⇒休止期」と3つの期間ががあり、休止期に脱毛し、また新しい髪の毛が生えて成長期へと続きます。
しかし、このヘアサイクルが乱れると、本来2~6年ほどあるはずの成長期が極端に短くなってしまい、数ヶ月で髪の毛が抜け落ちてしまいます。
さらに、成長期が短くなることで、髪が細く弱々しくなりセットしづらかったり、薄毛が目立ってしまったりします。
このヘアサイクルの乱れの主な原因は以下の2点になります。
- 頭皮環境の悪化(頭皮の血行不良で髪に栄養が行かない)
- 生活習慣の乱れ(肥満・ストレス・睡眠不足)
- 男性ホルモン(AGA・FAGA)
頭皮環境の悪化が原因で、血行不良を起こし髪に十分な栄養が行かないことでヘアサイクルが乱れて抜け毛を増やし薄毛になります。
また、生活習慣の乱れや頭皮環境が不潔だったりする場合もヘアサイクルが乱れてしまう原因になります。
そのため、薄毛を治す大前提として規則正しい生活習慣と頭皮環境を清潔に保つことが大切になります。
栄養バランスの取れた食事、質の良い深い睡眠、ウォーキングなどの適度な有酸素運動など、健康的な生活習慣を意識しましょう。
抜け毛が気になる、頭皮が透けて見える程度なら、育毛剤によるケアで十分間に合います。
ヘアサイクルの乱れはきちんとケアしなければ正常に戻ることはなく、放置すると症状が悪化してさらに薄毛になってしまいます。
抜け毛が増え始めた初期段階であれば、効果のある育毛剤でケアすることで薄毛の進行を止めることができます。
もし、抜け毛の量が気になったり、セットしづらいと感じたり、髪の異変を少しでも感じたら手遅れになる前に早めのケアを心がけるようにしましょう。
男性の場合はAGA、女性の場合はFAGAがまだ発症していない場合は、生活習慣の見直しをしっかり行いながら育毛剤で頭皮環境をしっかりケアするようにしてください。
まとめ
BMI25以上の肥満の方は薄毛になりやすいという統計解析データが出ている以上、他人事ではありません。
BMIが25以上なら、抜け毛や薄毛対策は早めに行うことをおすすめします。
万が一AGAやFAGAが発症してしまうと、生活習慣の改善や育毛剤だけでは改善しません。
なぜなら、AGAやFAGAは進行性の脱毛症なので、適切な治療を行わないとツルツルになるまで髪の毛が抜け続けます。
AGAやFAGAが発症する前に、生活習慣の改善と育毛ケアをしっかりと行うようにしましょう。
もし、育毛剤でケアしてみたものの一向に抜け毛や薄毛の症状が改善しない場合は、AGA(FAGA)が発症してしまっている可能性が考えられますので、その場合はAGAクリニックの無料カウンセリングを利用して相談してみてはいかがでしょうか。